2011年6月29日水曜日

2011.06

6月はわりと美術館、ギャラリーにいった。
毎日平和にすごしていても、ちょっとしたイベントはあるしだから実際穏やかではない。


美術館
ジパング展
三潴さんキュレーター。会田誠・棚田康司・山口晃とぐっとくるラインナップ。
はっきりとした輪郭をもつキャラクターが存在する作品が多かったように感じる。
アニメーションは3種類(鴻池朋子「mimio -Odyssey-」・近藤聡乃「てんとうむしのおとむらい」・束芋「日本の台所」)で、どれもよかった。

また、開催場所である日本橋高島屋は東京都選定歴史的建造物に選定されており、建築も美しい。
金の格子のエレベータががしゃんと閉まるとか、鈍く押しにくい矢印ボタンも可愛い。



不滅のシンボル 鳳凰と獅子
その伝説・神秘性から古来より崇められてきた鳳凰と獅子にまつわる芸術品の数々。
文殊渡海図や狩野探幽の屏風、若冲の絵画、寺院のシンボルとしての阿吽の狛犬など素晴らしい展示。
琳派の雪佳の作品はやはり素敵で好みです。
芸能史や日本美術の片鱗を満喫できて、すっごく楽しかった。



中西信洋展 透過する風景 -- Transparent view --
映像・ドローイング・インスタレーションと、ACACいっぱいに広がる世界観。
レイヤードローイングの奇妙さはとてもおもしろかった。
虚実ないまぜとなる不思議空間で、ずぶずぶと夢中になれる。



日本のグラフィックデザイン2011
ポスター・装丁・パッケージ・・とグラフィックデザインとっぷり。
デザインってときに身近すぎて気づかなかったりするけど、
こうしてあらためて見るとドキっとする仕掛けがあって楽しい。



驚くべき学びの世界展
すーごい盛りだくさん。読む・見る・感じるが、
きゅきゅっと狭いワタリウムにぎゅぎゅっとつめこんだ展示。よかった。
会場デザインがすごくかわいらしくて、くるくるとまわりながら進んでく感じ。
なんで?なるほど。じゃあこうしよう・・って子供のキラキラしたアイディアをうまく活かしてつないでく、
なんて簡単に言うけどむつかしいよなー。親子連れも多かったです。

地下では学び展の会場デザインを手がけた平田さんの平田晃久展「Living in Creatures」を開催していた。
先日GAギャラリーで見た『GA HOUSES PROJECT2011』でも展示されていた平田晃久さん、
伊東豊雄さんの事務所で働いていたんだ。このインタビュー記事おもしろい。



KOKOROのかたち―勅使河原茜の花
スパイラルの奥のほう、ふきぬけいっぱいの竹のインスタレーションがすばらしかった。
ちからづよく、いきいきとしていて美しい。いけばなも素敵でした。



ヒラタ ノ ボウシ
帽子デザイナー、平田暁夫さんの展示。魅力的な帽子たくさん。
それに会場デザインが素晴らしかった、夢みたいで。佐藤オオキさんという方。
知らなかったけど、消臭力とかほんと身近なもののプロダクトデザインまでされてる・・
それに清川あさみの旦那様だったのね、美男美女アーチスト夫婦か
これ見たあとやたら『nendo』が関係するトピックが目につく。知らなかったのがアレなのか。




映画
奇跡
『誰も知らない』是枝監督作品、祝!九州新幹線な映画。
こどもたちを大人の目でみているような映像、だからかいちいちすごく愛おしい。
まえだまえだがすっごいよい。おにいちゃんの遠くを見ているようでどこも見ていない目とか、
おとうとの天真爛漫でだけれど優しく繕うところとか。
おとなびた女の子かわいかったな。あの的を射た刺のある発言、しかしいやじゃない。これは才能・・
家族とか教師とか脇役?もよくって、もうとにかくほんとうにすごくいい映画だった。
よかったーほんとぜんぶ




ひきこもり
さんかく
最後の田畑智子の笑顔がすっごいよかった、
ぐだぐだでだめだめな人間ばっかりでてきてほんとうどうしようもないんだけど。
妹は元AKBの子なの、艶かしくってよい。幼い女子の色気。

2011年6月10日金曜日

ACAC

怒涛の帰省日程も今回で終了かな
おかあさん、体調崩さないでね・・

というわけで青森国際芸術センター(ACAC)。

青森公立大は市内からぐっと離れた山の中。
木々が高く、空が遠い。

安藤忠雄設計。青森国際芸術センター。
ACACとよばれています。高くのびた木に埋もれているよう。

コンクリと黒い壁に、木材の段々になった椅子。
このバランス、かわいい・・

制作・宿泊施設もあって、長期滞在での制作なども行える。
現在展示中の中西信洋さんは新青森駅前の作品をここに滞在しながら制作した。

ここは山ですので、もちろん散策路があります。
ほとんどけもの道のような、あるようでないようでかすかにある道を、
枝を掻きわけ虫を払いのけ進む。

みつけられるのは錆びつき色褪せた作品の数々。
ゆっくりと時間をかけて朽ちて、自然と馴染んでゆく様は美しい。
青木野枝さんのこの作品は初めて見たけど神秘的だったな、
木漏れ日が後光さしてる感じですごく素敵だった。

建築そのものも個々のアートも、木々に埋もれてひとつひとつが宝物のよう。
見つけたときの喜びや、作品への感動も含めて楽しめる施設。
みなさんはデートできたらよいのでは??

わたしはひとりで蜂と戦っていた。

2011年6月5日日曜日

旧古河庭園

ウェブログをつける意味とは・・・(備忘録化)

旧古河庭園へ。駒込駅から徒歩15〜20分くらいと結構遠い。

薔薇薔薇薔薇・・・ちょっと時期が遅かったかなー5末くらいのがいいかも?

広い庭園。もみじがきれい。
非常に楽しめますし150円です、みなさんはデートで行きましょう。