京都へ行ってきました。
博物館・智積院の等伯の楓図鑑賞がメインの旅だったので、ハイアットへ宿泊。
早めの予約&休前日を避ければ結構安いプランがある。
ホテルへ荷物を預けて豊国神社へ参拝。
宝物館で豊国祭礼図屏風の展示があるということでそちらも鑑賞。大正建築のこじんまりとした宝物館は展示ケースのガラスも大正のものらしく、歪みがある。
雰囲気あって良いな。ガラガラだしじっくり鑑賞できました。
電車で四条へ行き、志る幸で昼食。膳を注文して椀をおとしいもに変更。
おとしいもの白味噌汁が、とろとろふわふわで甘くて美味しい!それにかやくごはんもおかずもすごく美味しい。
しっかりと中まで味がしみているのに楽しい食感。噛むたびじわーっと広がる美味しい成分。
店内も面白い作り。古い建物らしいけど、その土間なのかな。狭いけど居心地良く、ゆっくり食事が楽しめた。
食後の珈琲は近所のソワレにて。私はウイスキー珈琲。香りが良い。
七条まで電車で戻り、WEST SIDE 33まで。奮発して欲しかった鍋を買いました。
ホテルでチェックイン・休憩して智積院へ。
宝物館にはびちびちに屏風が並べられているw絢爛といえばそうか、それにガラスなしで近くで観れるのは嬉しい。
桜図・楓図は素晴らしかった。桜図の花びらは胡粉を重ねてこんもりとしており、華やかで迫力がある。それに応える楓図の線はメリハリが効いていて力強いようで儚げ。強弱の加減がすごい、ビタときまる屏風だった。
そして一番ざわざわとしたのは松に秋草図屏風。ポスターカラーのようなぬめっとした黒の線とやわらかな薄墨の線が交わってるのが不思議、全体にゆらゆらと連なる秋草が美しくて釘付けでした。
そもそも私は秋草のしなだれた描画が大好きなので、、それでぐいっと惹きこまれたのかも。
そして京博、山雪全集を観れるなんて幸せすぎます。
山楽の作品の現存数は少ないようで7割ほどが山雪の構成。山雪の画狂いぶりにぞくそく。
狩野派といえば勿論永徳、よく展示されるのは探幽などでしょうか。日陰の京狩野派はあまり展示で目にする機会もなかった。
嬉しくて期待いっぱいで向かった展示、いやー想像をはるかに超えてた。素晴らしすぎた。
山雪の、はっとさせられる構図、草木花も動物も豊かな表情で、細部の装飾もきっちりと仕上げる神経質っぷり。虎の毛には本当に驚いた。ぬめっと皮膚にはりつく毛が、一本一本細やかに描かれている。水墨の風景画は垂直に佇む岸壁の描写が多く、蕭白を思い出した。蕭白は山雪の作品を観ていたのだろうか。
どこを観ていいかわからない絵がなくて、魅せどころがきっちり描かれている作品ばかりだった。
たまにある「解説を見ながら楽しむ絵」がひとつもなかったのが本当に印象的で、どれを観てもぐっと入りこんでしまった。館内がそこまで混雑しておらず、作品を一点一点じっくり観れたのもすごく嬉しかった。
今年いくつか観た展示の中ではベストだ、、、
またホテルへ戻り休憩。そのあと近くの居酒屋へ夕食をとりに向かう。
食後はホテルのバーで飲みなおし。
ふつかめ、まずは金閣寺へ。
徒歩で龍安寺まで。遠かった!季節がよいので歩けたかな。立命館横で咲きほこる藤がとても綺麗でした。
龍安寺はひさしぶりに来たな。庭園では午前中の雨で艷めく花々がとってもきれいでした。
藤はやっぱり綺麗だなあ。描きたい。
これまた徒歩で仁和寺へ。初めて来たけど大きくて立派なお寺!書院の庭園も広々としています。岸駒など岸派の絵画がいくつか。
バスで四条まで戻り、いつも混雑で諦めるスマートへ。数年ぶりに入れたー!昼食をとっていなかったのでホットケーキ。
近くの骨董屋へ寄り爺さんの話を伺いつつ安価な豆皿をいくつか購入。
高瀬川沿いの居酒屋で食事をとり、一足先に戻る友人を見送ってひとり宿へ。
安心のアンテルーム。大好きです。
自分用の土産はこちら、豆皿、よっつずつ買えば良かった。
京都は美味しいし観るところたくさんあって楽しいよねー、次回行ったときは奈良にも寄りたいな。
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