2011年5月22日日曜日

青森県立美術館

今月3回目の帰省でしゅ。


はやぶさは現在、一日一本で運行中。
停車駅が少ないのですこしはやい。座席がきれい。枕ついてて嬉しい。


新青森駅、中西信洋さんの「雪まち──Aomori Reflection」が東口前にある。
ACACに滞在され、そこで制作されたとのことです。
近よるとストライブ状のエッチングが見られる。反射する風景と重なっていておもしろい。
今はACACでも「中西信洋展―透過する風景」をやってるみたいなので、
来月帰省時にでもいってみようかな。


タクシーで県美へ。1270円。
おじさんと津軽弁で話すと、ぐっと距離が縮む錯覚。
田舎のぐだぐだな道をすすむと、突如しろいなにかがみえる。
ぞわわっとした、竜飛岬の風車みたいな、現世じゃないだろ的感覚。


「あれが県立美術館ですかー?」
「んだよ〜もうすぐ〜」
なんて話してたら着いた。緑にぼんやりと建っている。
ゆるいカーブになった坂道をのぼり近づくと、
小さな窓・ぬっぺりと大きな塊・シンボリックな県美マークと、
教会のような神秘的な雰囲気でますます興奮。

青森県立美術館を設計したのは青木淳さん。
縄文遺跡に隣接するこの美術館に、縄文の要素をどう取り込むか・・
青木さんはその時代性ではなく、遺跡の発掘方法である「トレンチ」という手法を取り入れたとのこと。
また、土と建物の間に隙間を作り、「建物の中ではホワイトキューブ」「隙間のとこは土壁・土床」
のような奇妙な?空間にして県美の独特さを演出した。

ホワイトキューブのような分断された空間がアル、というよりは連続しているような印象で、
だからかえって今回見た展示(コレクション展)は節操なくて笑った。
青森県にゆかりのある作家をずらずらと置いてる感じ。
だから関連性に欠けすぎてあれっとかなったんだけど、飽きなくていいかな。

澤田教一さんの「安全への逃避」、バーナード・リーチや河井寛次郎の花器、
寺山修司の映像とか。
奈良美智さんはたくさん作品置いているんだね、
昔やってた弘前でのプロジェクトもそうだけど地元民としてはやっぱり嬉しい。

0 件のコメント:

コメントを投稿