2013年4月30日火曜日

2013.04

4月もなにやってたか覚えてない。気づいたら終わってた。\(^o^)/オワタ



ルーベンス 栄光のアントワープ工房と原点のイタリア


ルーベンス・・という名前で宗教画を連想し、わくわくして向かったところちょっとがっかりした展示。
作品ひとつひとつもいまひとつピンとこなくて、けれど暗く重くて、ちょっと疲れてしまった。
まあ、金曜定時後に観たってのもあるかなー。版画は好きだった。細かいの觀るの楽しい。


源氏絵と伊勢絵


かなり前から楽しみにしていた展示。伊勢・源氏物語の場面を描いた優美な作品を観ることができる。
大混雑を覚悟して行ったらガラガラで驚いた!土日なのに・・・ゆっくり鑑賞できてすごく嬉しかった。

入り口すぐに又兵衛の2作品。貴公子の肖像とあるが、又兵衛が描けば誰もがしもぶくれ。
よくよく観ると艶やかな肌、ほんのり色づく唇や衣装の細やかな装飾。貴公子かどうかは置いといて、作品はとっても素敵。

伝統的なやまと絵を踏襲した土佐派、その中でも源氏絵で秀でた作品を残す土佐光吉の作品が多かった。
土佐派の作品をこのようにずらりと眺めたことはなかったのだけど、金泥に極彩色と絢爛な作品が多く、又兵衛の絵巻物を連想。どういう関係なんだろう。

そんな中、狩野探幽の源氏物語屏風が。地を薄墨で染めるように塗り、花びらや雪がひらひらと舞うように重ねられた金(箔?)。
このひたっとした色味と質感が、つい触れたくなってしまうほどに魅力的だった。

物語の人物を描かず、景色だけを描く作品もいくつか。これを留守模様というとは知らず。またひとつ知識が増えました。
なかでも光琳の八橋図、燕子花図などは有名ですが、抱一による八橋図屏風の展示もありました。
こちらの八橋図の燕子花は、光琳の燕子花図のほうに似てる。図案的でぬぺっと単色で塗られた燕子花。
葉は、緑青と白緑の2色、ここもムラなく塗られ、一方橋にはたらしこみが。平面なのだけどどこかぐにゃりと歪む感じが楽しかった。


出光美術館で観る展示は、なんとなく満足感が高い気がする。
以前も菱川師宣の作品で興奮したような・・やまと絵が多いのかな?


奇跡のクラーク・コレクション -ルノワールとフランス絵画の傑作-


最近は西洋画も観ている。
まじまじと近くで観るより、遠くからぼんやり全体を眺める感じが疲れているときに良いらしい。

この展示は、クラーク美術館の世界巡回展。安藤忠雄によるクラーク美術館の改修工事中ゆえ、だそうです。
印象派、特にルノワールが多かった。黄色の強いパステルが苦手。けれど暗く深い紺に沈む少女の絵はとても良かった。
蛇使いの絵とかみたいな異色っぽいのもあったけど、(これ好きだった)
豊かな風景画や素朴な人物画、全体的にはあたたかい色味でやわらかな雰囲気の作品群。素直に楽しく鑑賞することができた。

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